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スパイスカリーくらっちぇ

今回取材に来たのは長野県長野市南長野にあるスパイスカリーくらっちぇ

長野市界隈では少ないイチからの手作りにこだわった、スパイスカレーの製造販売店です。

もともとは趣味でスパイスカレー作りをしていたオーナーさん。
味付けが決まってしまうルーのカレーとは対照的で、どんな具を入れるかも自由自在で、味付けも無限大、例えば小麦粉を使わずスパイスだけでとろみをつけたり何を作っても失敗ではない!というスパイスカレーの面白さに魅力を感じ起業されました。

『くらっちぇ』という名前にはドイツ語で「手を叩く」という意味が。
ドイツで行われる世界最大のビール祭りで流れる曲の中に「クラッチェ」という曲があり、みんなで手を叩いてわいわい踊るんだそう♪
楽しいことが好きなオーナーの人柄が伝わるお名前ですね^^

「have to (すべきこと)より want to(したいこと) 」

オーナーさんは元警察官で、交番勤務をしていたある時自殺しようとしていた男性を保護し話を聞くことがありました。色々尋ねても男性は落ち込んだ顔で何も語らず、ただうつむくだけ…御両親が身柄の引き取りに来られて、彼のその後のことは知りません。「警察官という立場ではあれ以上彼の心情に寄り添うことが出来なかった」と強く感じられその後の生き方について考え始められます。
その後、こんな言葉を尊敬する方から教えられます「have to (すべきこと)より want to(したいこと) を考えよう」。この言葉を聞いたとき、自分が願う本当のwant to(したいこと)は「自殺しようとしている人を捜索して見つけ出したい」ではなく、「そもそも自殺しようと思わないようにフォローバックアップをしたい」である、ということを自覚します。
好きなカレーもその製造販売も、こうしたものを通して人生に絶望を感じる人々に真正面から希望を与えたいという思いから始められました!

現在店舗はなく厨房のみ借りて、カレーの缶詰の製造販売をメインでされています。その他にイベントの出店や間借り営業ができる店舗で期間限定出店したりされているお店♪
いつどこに出店するか分からないのでSNSを要チェック。

おすすめのメニュー
ジビエカレー:缶詰の作成と販売のノウハウを学ばれたことから、今後はもっと色々な味を出してECサイトで出品したいなと思っています。
今回も試作時には7~8種類作られました。お店を構えていた時に、週替わりで鹿・アナグマ・ハクビシンなどのジビエカレーを出していた経験を詰め込んだ商品です!

オーナーさんは「カレーを作りながらも考えてるのはカレーのことばかりじゃないんです(笑)カレーの事適当に考えている訳じゃないですけどね」とおっしゃいます。
お店やカレーを通して一人でも多くの人を励ませればという優しい方で、「自殺をする前に僕に会いに来て欲しいです。そうなる前に何か喜びや、自分のやりたいことを見つけられるように長野の街を明るくしたいです。また、将来を真剣に考えている学生さんの起業を手伝っていきたいです。」など、人を助ける事や、その為の住みやすい・起業しやすい街造りに貢献したいと強く願っておられます。

そんなオーナーさんから読者の皆様への一言
カレー屋であることにそこまで執着していないんです(笑)元々ビール屋さんやりたかったので。音楽と、アナログゲーム・ボードゲームが好きで、何よりも人と関わるのが好きなんです。カレーも音楽もボードゲームも人と関わる手段なので、生きづらさを感じている人がいれば、是非声を掛けてください。「料理が好きで何かしたいけどどうしたらいいか分からない」という方がいれば大歓迎でバックアップします!

2021年11月末までクラウドファンディングもやっています!詳しくはHPをチェック⬇
https://camp-fire.jp/projects/view/464555?fbclid=IwAR15MV1j7WpOjV7X-GEjP-lmu6ouLKtESGVQt4J80afIDdP-IlY9wHGwJV0

店舗情報
店名:スパイスカリーくらっちぇ
住所:長野県長野市鶴賀権堂町2309
営業時間:11:00~14:00
18:00~22:00
定休日:火曜日
電話番号:090−3330−1418
Instagram:https://www.instagram.com/curryklatsche/?hl=ja
Facebook:https://www.facebook.com/curryklatsche/