今回取材させて頂いたのは、「長野市青木島」の交差点のカド。
バス停「丹波島橋南」からすぐのお店、『ふきっ子おやき』さんです!
鮮やかな緑ののれんが揺れる入口を入ると、中にはテーブルがいくつかとカウンター席がいくつか。
店の奥に広がる清潔なキッチンの前には、様々な種類の「おやき」メニューが。
店頭には行けない、という方にはオンライン(https://www.fukikko-oyaki.com/)での販売もされています。
定番の味から季節限定のものまで幅広く販売されており、中には毎月や隔月でおやきが届く「定期便」も。
興味のある方はぜひチェックしてみて下さいね!
野菜と愛情たっぷりおやき
そもそも「おやき」とは、長野県を中心に食べられてきた家庭料理のひとつ。
寒さや地形などから米の栽培が難しく、代わりに小麦やソバを育てており、それを利用して作った物なんですね。
こちらのお店ではつなぎは一切使わず、小麦粉と水だけで生地を作っています。
出来上がりはよく見かけるおまんじゅうのようなフワフワした生地ではなく、モチモチとした食感に。
柔らかいお団子のような生地、と聞くと想像できるかと思います。
水をたっぷり加えて作る生地はとても柔らかく、あっという間にかたちが崩れてしまいます。
それを熟練の技でさっとまとめ、中身の具を包んで仕上げているんですね。
表面をこんがり焼いた後、せいろで蒸かして完成です。
生地には油を使用しない為、あっさりヘルシーに出来上がるのも特徴のひとつです。
また、肝心の中身である具は、定番から季節の限定までさまざま。
定番メニューには信州長野といえば!『野沢菜おやき』や『きりぼし大根おやき』から、自家製の粒あんがたっぷり詰まった『つぶあんおやき』まで。
ご飯からおやつまで、幅広くカバーできるラインナップになっています。
変わり種の定番メニューには『和のトマトおやき』なんていうものも。
こちらはトマトで野菜を煮込み、しょうゆとオリーブオイルで風味付けをした、いわば和製ラタトゥイユ。
トマトの酸味とキノコの旨味、それ以外の具の相性がバツグンで、それをまとめるチーズも相まってとっても美味しい一品です。
また、季節の限定メニューには、希少な長野市篠ノ井の伝統野菜「小森ナス」をカットした『小森なすおやき』も。
こちらは丸ナスを出来るだけそのまま味わってもらえるように、とおやきの大きさ限界でカットしたもの。
どこを噛んでもナスのじゅわっとした食感が楽しめる、特別な一品になっています。
優しさは身体にも
サンドイッチやおにぎりより、カロリーが低くて野菜もたくさん食べられるおやきをみなさんに食べてほしいです!
おやきの半分は野菜なので、おやつに食べても市販のお菓子より体に良いですよ。
朝は通勤しながら、手を汚さずに食べられるなど他にもいいところがいっぱい!
オーナーさんにお聞きするとおやきの良いところがどんどん出てきます^^
日常の中にもっとおやきを浸透させたい、という思いから、お店で販売しているおやきにはうま味調味料は一切使っていません。
天然の鰹節や昆布にこだわり、味噌や醤油も地元長野県産のものを使用しています。
イートインスペースではご自分で育てたお蕎麦を出すこともあり、小さな定食屋さんのように訪れることもできます。
こんな風に、「おやき」という食文化が大好きなオーナーさんは、実は「信州おやき協議会」の会長さん。
お店のお休みにも他のおやきのお店を訪れたり、おやきについての本を執筆されたりと、忙しく活動されているそうです。
活動が広がれば、お店以外の場所で気軽におやきが買える日もやってそうですね!
そんな『ふきっ子おやき』さんの情報はこちら!
店名 | ふきっ子 おやき |
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ジャンル | 和菓子 |
予約・ お問い合わせ |
026-284-2934 |
予約可否 | 予約不可 |
住所 |
長野県長野市青木島1-3-1 |
交通手段 | 川中島駅から3,100m |
営業時間 |
営業時間 [月・火・木・金・土] 10:00~17:00 定休日 水曜日・日曜日 *新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥500~¥1,000
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