今回取材させていただいたのは、今年の春は岐阜県恵那市から世界へ向けてオンラインスクールの開校を目指している、学習塾 E’s class(イーズクラス)さんです。
教えない学習塾、それがE’s class
「先生!この単語の意味教えて~」という生徒に、
「単語の意味を教えるために授業料をもらっているわけじゃないよ~」と答える塾長の恵理先生。E’s classは「答えを教えない塾」として地元で話題になっています。
「社会に出て自分の力で生活していくためには、考える力が必要」ということを
身をもって体験してきたので、「答えを教えない。自分で考えさせる」という教育方針を貫いています。
夢を実現した卒塾生たち
私を生かし続けてくれた言葉
ごく普通の家庭に生まれた恵理先生ですが、その人生が一変したのは10歳のとき。突然父子家庭となり、弟の世話から家事のすべてをひとりでこなさなければいけなくなりました。
家庭の事情と病気で高校を3度中退し、卒業したのは29歳。
結婚して子育てをしながら、子どものころからの夢だった英語の教員を目指し、通信制大学に進学。
家庭教師のバイトを始めると、「子育ての悩みをわかってくれる家庭教師」として話題になります。
日々の家事と子育てだけでも十分忙しいのに
勉強に仕事。
これほど苦労の連続でも恵理先生がくじけなかったのは、中学や高校の時の先生の言葉でした。
▲この言葉をかけてくれた先生たちに直接恩返しはできないので、私が先生にしてもらったように、子供たちの力になりたい。月曜日から金曜日は家庭教師、土曜日は塾講師を掛け持ちしながら、「教員になる」という夢を一歩一歩進んでいきました。
ところがまた大きな決断を迫られます。
それは年齢。
当時岐阜県の教員採用試験には年齢制限ありました。
「塾講師なら教員免許はいらない。大学へ行くよりも、短期の語学留学でさらに英語力を高めよう!」
決断すると即行動。すぐに大学を辞めてカナダへ短期留学をすること6回。
大学では決して学ぶことができない貴重の経験とともに、英語力を確実にアップさせました。
25年目 E’s class 「学びたい人」のために全国展開!
学習塾の始まりは、4人の生徒からでした。生徒やその保護者から求められることを続けているうちに、口コミで生徒が増え、教室は3ケ所になりました。
昨年春、コロナ禍で子どもたちの「学ぶ場」が無くなる中で、
「今、私が求められているものは何か?」を考え、小学生から高校生までの授業をYouTubeにアップ。
それがきっかけとなり、「いつでもどこでも誰でも学びたい」と思う人が、自由に学べる場づくりへと夢が広がっていきました。
この春、恵理先生の夢「オンラインスクール」が開校決定!
今は多くの仲間の協力を得て準備しています。
求められることを忠実に懸命に続けると、
いつの間にか応援してくれる人ができる。
やりたい夢を語ると、手伝ってくれる仲間ができる。
苦労は苦労じゃなくなり、理解者は一人ずつ増える。
「あの時先生が言ってくれた言葉」がオンラインスクールというカタチになり始めています。
「生徒が私を超えていく瞬間が最高に気持ちいい」
小学生から高校生まで、幅広い学年を教えるE’s classでは、10年近く通ってくる子どももいるそうです。
「成長の証として知力や学力、思考力で私を抜いていくんです。
その瞬間がとても気持ちいい」と話す恵理先生。
生徒たちとともに、先生自身が一番成長しているのかもしれません。
E’s classオンライスクールに興味のある方は、ぜひご連絡くださいね!
「E’s classs」さんの情報はこちら!
お問合せ 0573-25-1561
本部住所 岐阜県恵那市大井町225-3