今回、編集部がお邪魔したお店は、兵庫県神戸市にある農家「くさとね やはし農園」さんです!
栄養学やさまざまな農法を学び、ついに念願叶えて農家になった八橋さん。今回は、安全な野菜を作るため、日々の努力を惜しまない八橋さんに取材をさせていただきました。
体験するうちに身をもって大変さを知る――
柔らかくチャーミングな笑顔が素敵な八橋さん。
そんな八橋さんが新規就農をしたのは2020年7月のことでした。
それ以前は約8年間ほど家庭菜園をしていたとのことでしたが、日々野菜を育てるなかで八橋さんの生きかたを変える出会いがあったと言います。
話を聞くなかで「自分も農園に挑戦したい」と思うようになりました。といっても、その当時は日本の農業について深く考えることはなかったのですが。貸し農園を数カ所借りるなどして自分でも体験していくうちにその大変さを知って、農業従事者が減っているという現実に気がついたんです。
と、八橋さん。
そして、「後世の人たちに伝えていかなければならない」と思いきって転職することにしたんだそうです。
大事なのは『共存』
八橋さんは言います。
より自然に近い状態で野菜を育てたいと思っています。
と。
以前は「自然栽培が一番良い方法だ」と思ったこともあったそうですが、必ずしも良いことばかりではありません。そういった事実を受け入れたうえで、八橋さんは『災害』や『鳥獣害』をも受け入れるのだそう。
すべては『循環』しているイメージで、大事なのは『共存』していくことなのだということです。
採れたての味は最高!
「くさとね やはし農園」さん自慢の野菜はニンジン!
なんでも皮ごとバリバリかじるのが最高なんだとか。
これは家庭菜園をしている人や農家さんだけが手にできる貴重な体験ですよね。特に、「くさとね やはし農園」さんの畑は草がボーボーに生い茂っているときもあります。
そんなときの収穫体験では、草の中からニンジンやタマネギなどの野菜を見つけるという他とはちょっと違った体験ができます。
後世につないでいく農業の志
若い人はもちろん、世代問わず、農業に関わりたいと思っている人により興味を持ってもらえるように。あるいは、「やりたい!」と思ってもすぐにはできない人たちのサポートができればと思っています。
と、八橋さん。
取材時にも野菜に対する愛情をひしひしと感じましたが、未来の農業についても熱心に考えています。「何かを始めるのにもう遅い」なんていうことはありませんよ!
興味を持ったらまず、「くさとね やはし農園」さんでの収穫体験から始めてみてはいかがでしょうか。
詳細情報
【名称】くさとね やはし農園
【住所】兵庫県神戸市西区平野町向井祇園尾