今回編集部は、千葉県習志野市にある
cafe 螢明舎さんを取材させていただきました。
こちらのお店、なんと昭和からあるんです!
店内は間接照明でとても落ち着く感じで、
内装も外装も当時からずっと変わっていないんだそうです。
今は昭和レトロがブームにもなっているので木造の雰囲気や
沢山のコーヒーカップが並んでいる棚がとても魅力的だと思いました。
コーヒーカップを集めているそうで
今は大倉陶園からカップを仕入れているのだとか!
カップによって、口当たりが変わる為こだわっているようです。
ただお洒落なだけじゃない!沢山のこだわりが詰まっている
谷津店は完成までに1年もかかったのですが、それもそのはず!
得意分野を生かし、ラフスケッチを行い、建築士の人に図面にしてもらい、
大工さんに形にしてもらって、たくさんの人が協力しあって出来たお店なんです。
家具は、全て注文制作を行い、
谷津店ではブナ材やブビンガ材をつかってご自分でデザインをし
八幡店では家具を重点的に考えたそう。
他にも、貴重で量が少ないと言われる材木を使用した
シェーカー家具を作っているシェーカー家具日本第一人者として名を知られる
『梶山さん』という方にも説得しお願いをして家具を作ってもらったそうです。
このように、内観はとてもこだわっているので
だからこそのお洒落だと思うと感動してしまうほどでした。
フレンチスタイルの珈琲店
一番のおすすめは、開店当初から長いお付き合いがあり、
信頼のおける豆職人さんが焙煎しているブレンド珈琲。
ネルのハンドドリップを用いており
純度の高い濃厚な味わいを専用ポットで抽出して
修行で磨いてきた経験やテクニックで、しなやかでコクの深い味わいを出しています。
こちらのお店のコーヒーはフレンチスタイル。
フレンチスタイルとはフランネル(布)を用いて珈琲を抽出します。
一杯取りで5分程度、数杯分だと約25分程度を要します。
この「布」を用いての抽出を考案したのが
16~17世紀のフランス人でありフレンチスタイルの語源。
今まで煮出して上澄みを飲むアラビアンスタイルであった濁った珈琲を
布で濾過することにより、澄んだ、コクの深い珈琲へと進化させた。
素材だけではなく作り方にもこだわっている
タルトの生地は、分厚いお店が多いですが
ここでは生地を薄くしているためしっとりとしていて食べやすいんです。
ガトーショコラや、フルーツケーキに添えるホイップクリームも砂糖不使用で、焼き菓子の甘さにマッチするように
スッキリとした味わいに仕上がっていました。
キッシュはチーズソースたっぷりのグラタンのような仕上がり。
南仏風ラタトゥーユとクスクスを添えたプレートと楽しむのがおすすめです!
下のお写真はクロックマダムというツナとトマト煮のペーストを
バケットの上に乗せてチーズで焼いた絶品料理!
私も個人的にランチ食べに行った際に頂きましたが、
とっても美味しくてマスタードが効いててやみつきになる美味しさでした!
クロックムッシュはアレンジしており、
自家製のローストポークと自然鶏卵を使用しています。
1番手間が掛かっていますが、
栄養満点で他とは違った味わい深さがありました。
1982年創業 今年で41年目
店主さんは昔、「絵描き」をしていましたが、絵描きだけでは生活できない為
「喫茶店」の経営を考えました。
それからしばらく絵描きを辞め、修行を始めます。
そのうち「喫茶店」ではなく「フレンチスタイルの珈琲屋」という
コーヒー好きにとって憧れ分野に辿り着き、技術を習得しました。
それをきっかけに螢明舎を1982年 開業。
店名は『蜻蛉日記』の一節から、「忙しく立ち働く」という意味で
それに画学生時代を投影させて「螢明」と当て字をしたのが名前の由来。
店主さんから最後に一言
ぜひこの空間を楽しんでゆっくり過ごしていただけたら幸いです。
店主さんはとても優しくて、柔らかい雰囲気の方でした。
話していてとても落ち着くし、耳心地のいい声をしていて
珈琲を飲みながらゆっくりとオーナーさんとお話するのも、
ここのひとつの楽しみかなとも思いました。
珈琲とガトーショコラを提供して下さり、
珈琲はとても濃く深くて酸味のあるとても美味しい上質な珈琲で、
ガトーショコラととてもよく合いました。
生クリームも甘すぎず、ガトーショコラの甘さとマッチしてとても美味しかったです。
ぜひ皆さんも足を運んでみてくださいね♪
店舗基本情報
店名 |
cafe 螢明舎 谷津店(ケイメイシャ)
|
---|---|
ジャンル | 喫茶店、サンドイッチ、ケーキ |
予約・ お問い合わせ |
047-451-1669 |
予約可否 |
予約可 |
住所 |
千葉県習志野市谷津4-6-34 |
交通手段 | 車か京成電鉄
谷津駅から182m |
営業時間 |
営業時間 10:00~20:00 日曜祝日営業 定休日 平日の月曜定休 |
ホームページ |