Tukipiste

今回取材に来たのは2021年10月に、長野県長野市三輪本郷駅の隣にオープンした『Tukipiste（トゥキピステ）』 さん。

オーナーさんは理学療法士の国家資格を持っていて、長年医療現場に従事されていました。

“今までの経験や知識で、地域の方々の健康に少しでもお力になれれば”…という想いが始まりで、心や身体に様々な制約があるコロナ禍だからこそ、オープンに踏み切ったそうです。

店名の『Tukipiste』はフィンランド語で「支点」を意味する言葉。

お身体の整体をしていく上でも、身体の「支点」づくりはとても大切で、そして、正しく定着させることはとても難しいそうです。また、“地域の方の心や身体を支える１つの小さな点のような場所になれれば”そんな思いが店名には込められています。

フィンランドという国は3年連続幸福度が高い国で、日本人は、セロトニンという幸せを感じるホルモンの分泌が海外より少ないという背景も！

幸福度が高くなるよう願いも込めてフィンランド語を選んだそうです。

「セロトニン」は幸福度を感じる他に、身体の姿勢を支える抗重力筋の緊張を適切に保ってくれたり、睡眠の質を良くしてくれたりと、人が活き活きと生活するために大切な神経伝達物質。

だから『Tukipiste』さんでは、整体においても、カフェメニューにおいても、この「セロトニン」をコンセプトにされているんですね☆

また、オーナーさんは「医療現場では痛くなってから来る人を見ていたんですが、そこからだとできることは限られてしまうので、その前の時点で関わって何か地域の人の力になることができたらと考えています」

とおっしゃいます。

体に寄り添うスローフード

レモネード
自家製シロップには、キビ砂糖とレモンと隠し味にお塩が入っています?かくはんを途中で止めているのでレモンの果肉がゴロゴロと入っていて、食べている感覚に近いです?

コールドプレスジュース
「肌が乾燥しやすい方へ・手足が冷えやすい方へ・眠りが浅い方へ」などお客様の気持ちに役立てて頂けます。野菜と果物だけを低速でしぼっていて、食物繊維と分けて出てくるので腸への負担が少ないんです?

オーガニックグラノーラ
「咀嚼運動」もセロトニン分泌のための大事な要素。腸活に役立つ栄養素が入ったものをよく噛んで食すことを意識して作りました！
量り売りもしているのですが、ご自宅でお好きな果物など入れて食べても、糖分が強くなり過ぎないように、甘さは少し抑えています。ナッツやシード、ドライフルーツと様々な食感を楽しんでいただけます。

シルクサスペンション
北信では初！ハンモックでやるヨガとはちょっと違い、3点支点でやるトレーニングに近いものです。

ここにも「支点」がありますね♪

体を整える事と鍛える事の両面から、不調が出にくい体にしていきましょうというアプローチです。

最初に出てきたセロトニン（幸せを感じるホルモン）は3つの身体の機能「咀嚼（噛む）」「呼吸」「歩行」の3つが影響します。

こうして食や運動の各分野からそうした身体の機能にアプローチし、身体と心を整えていきます！

カフェとサロンがセットになっているのは新鮮です☆

美味しく食べて頂くのはもちろんですが、カウンター席が作られたのは体の悩みも気楽に話しながら相談できるようにというアイデアからだそうです。

そんなところも良いですね！！

「医療機関だと良くなったらもう終わりという関係ですが、こういう空間があるといつでも“気軽に立ち寄ろうかな・また行こうかな”と思って頂けます。縁が切れるのはもったいなく寂しいことじゃないですか。せっかくご縁があった方々が、その時だけでなく、これからの人生で長く好きなことを楽しむ為のお手伝いをしていきたいんです。整体やトレーニング指導として関わるだけでなく、気楽にカフェに立ち寄って、少し会話するだけで、気持ちや身体が楽になることもあります。そんなコミュニティになれれば良いなと日々思っています^^」

そんな希望をお持ちのオーナーさんなので、安心していつでも気軽にご来店いただけます。

気さくで素朴で接しやすいオーナーさん。

医療現場に従事されていた時は色々苦労もされたそうで、そうした経験からストレスに耐えている方の気持ちが分かる優しい方です。

心地よい音楽と、グレー基調の内観と、おしゃれな家具でゆったりした時間を過ごせる空間…。

ストレスが溜まっていたり疲れている人は、たっぷり時間を取ってくつろぎにいくときっとリフレッシュしていただけます。