今回取材に来たのは長野市北石堂、長野駅から徒歩3分の燻製SAKABA峰家さん。
オーナー曰はく「老夫婦が細々とやっているお店です?」
といっても、渋いオーナーとサバサバすっきりした印象の奥様?で、お店の雰囲気も相まったおしゃれなご夫婦✨
お二人とも気さくに冗談交えて話してくれる方々なので、一度お会いするとファンになっちゃいます!?
燻製SAKABA峰家はマスターが脱サラして始められたお店。
マスターは元々サラリーマン時代もご自宅にお仲間を呼んでラーメン、燻製、餃子など様々な料理をふるまっていました。
そんな経緯からミネタさんの家で峰家?
居酒屋でもないし、食事処でもないし…ということでSAKABA(酒場)と命名されました?✨
?峰家へのご来店、まずおすすめの逸品?
・手羽先と手羽元のスモーク
・カキやホタテの燻製
燻製をオリーブオイルにつけたおつまみで人気
・燻製オリーブオイルを使った釜揚しらすとしめじのアヒージョ
・秋はサンマに冬はあん肝といった季節の燻製も!
?燻製の歴史は、殺菌防腐効果があることから保存食として始まりました。
今ではそこに美味しさが加わりおつまみとして楽しめるようになったのだそう。
代表的な燻製は鰹節といぶりがっこ?とのことで、身近ですが燻製と言われるとちょっと意外に感じますね。
燻製と一口に言っても実はとても奥深いんです。
単に食材をいぶすだけでなく、自然の素材で味を付け、下処理をしてから煙にかけて美味しくなるので、本当に手間がかかります。
味付けには天然の塩、砂糖、ワイン、ハーブ、香味野菜などを使用し、煙もチップの種類が何種類にも。
モノによってすべて異なる味付けとチップを使用します!
工程も多く、水分を抜いて、味を付けて、塩を抜いて、形を整えて、その後スモークにかけるといった作業を数日に分けてやるので本当にお時間がかかるんですよ!
そんな解説をお伺いすると…よりいただく時の感謝と味わいが増しますね?
居心地の良いお店の内観はすべてリフォームしました⚒
“大正ロマン”という言葉をご存じでしょうか?
大正時代は明治と昭和に挟まれ、15年と短いながらも国内外が激動の時代で、大正文化という独自の文化が花開いた時期と言われています。
そんな時代の、短い期間に生まれた、和と洋が融合した文化が内観のコンセプトになっています。
「竹久夢二」という当時活躍した画家の絵や、ステンドグラス風の窓など、すべて大正ロマンの雰囲気。
年配のお客様もそうですが若いお客様にも落ち着くと言って頂けます。?
お仕事のやりがいをお聞きすると…「シンプルですが、お客さまが来てくれて美味しかったよって言って頂けるというのは最高ですね。今燻製はアウトドアブームの影響もあり趣味でやる方も多く『どうやってやるんですか?』と聞かれると全部教えてあげます。燻製の文化が広がればいいかなと思ってるので秘密にはしませんよ(笑)」とどこまでもGIVERなマスター!
ご来店いただければお食事だけではなく燻製のノウハウや魅力についても沢山お聞きできちゃいます?
マスターから読者に一言
路地裏の2階で路面店じゃないから、最初入るには勇気がいるけど…お客様には「こんなにおしゃれなお店あったんですか?!」「すごくゆっくりできる空間です!」と言って頂けるお店なので、勇気を出して(笑)是非足をお運びください。
“大正ロマンって良い時代だな…”と感じさせてくれるお店でした。
今は便利な反面忙しい時代ですが、『燻製SAKABA峰家』さんでゆっくり流れる時間を味わうと、昔の良い物の居心地の良さや渋さを感じ取れます。
細々とでも長く続けてずっとあり続けて欲しいお店です??
ちなみにお店のお花は、奥様が好きで1週間に1回入れ替えていますのでご来店の際にはそちらもご注目してお楽しみ下さいね?
店舗情報
【燻製SAKABA峰家】
【営業時間】[火~土] 17:00~23:00
【定休日】月曜日・日曜日
【電話番号】026-228-7433
【Instagram】https://www.instagram.com/kunsei_sakaba_mineya/?hl=ja