今回お邪魔したのは、「旬味 ひげ」さん。
天神橋筋商店街から少し離れた阪神高速道路の高架近くに一件の店
料理居酒屋さんとして、
ご夫婦で、お店をされていおり今年で17年目に突入している。
「ひげ」の由来については、シンプルで覚えて貰いやすいという感覚的な意味とオーナーの蓄えられた「髭」がちょっと掛かっている(笑)
赤ちゃんからご老人まで
パッと聞いた時に「ゆりかごから墓場まで」という一国の政策とも見紛うこの言葉は、
この店の客層の幅を意味するもので、
まさに男女問わず、全ての年齢層のお客様に愛されている象徴と言えます。
若いご夫婦、単身の方や、ご年配の夫婦、会社員の方々と様々な方々が来客し、
リピートしてファンになっていく知る人ぞ知る人気店。
この前は、赤ちゃんが美味しそうにコーンスープを最後まで飲み干したんだとか。
日によって毎日変わる お品書き
冒頭の外観でも目に入るお品書き。
おススメ等は週や月によって変わるというのはよく耳にするが、
日付を見て貰うとわかる通り、毎日お品書きを変えているというのは聞いた事がない。
その日のベストで提供できるものを変えるとは拘りが違うと感じる。
◇ 名物「鴨吸い」
◇ 蓮根はさみ揚げ
◇自家製和風ローストビーフ
仕入れは毎日市場に出向いて自ら選んでおられる。
他とはそもそも比較しない
記者がこのお店の強みを伺った時にお応え頂いた言葉。。。
一般的に経営とは、立地やサービス等の条件を加味してマーケティングを行い、
どこで優位性を立て差別化を図れるかを考えてしまい勝ちだが、
‘‘お客様を喜ばせる“ という本来の目的、オーナーの哲学が正にこの言葉に集約されている様に感じる。
この言葉は、人生を生きる意味でも、今一度是非、参考にして貰いたい。
90歳まで提供!
お客様に「美味しいもの、美味しいお酒を居心地良く」という想いでやっているので、
店を出た際に、ボソッと漏れ聞こえてくる「美味しかったなぁ」という声が堪らなく嬉しいのだそう。
とにかく今の仕事が楽しくてやりがいがあり、体が動く限りはずっと続けたいと言われており、
ここまで天職で信念を持って楽しく生きておられる姿勢に羨ましさを感じる程。
記者「今後、店の拡大等の展望等あったりするのですか?」
主人「寧ろ、小さくする」
この価値は、夫婦二人で初めて提供できるので、店舗拡大等の展望は全くなく、
上記、90歳までやっていく為には、年齢と共に動ける幅が制限されてでも、今の価値を提供し続けるとの事。
永くできている秘訣。。。
これは、記者が個人的に感じる事だが、勿論、他にも色々理由があるが、
夫婦で経営されている中、夫婦仲、バランスが非常に良い。
主に、主人が料理関連を、奥様がお酒関連を軸にされていてそれぞれの棲み分けができている。
常にお互い今ある事に感謝する事を意識しながら、仕事以外でも常に行動を共にされているんだとか。
地元を軸に何故、ファンが増え続けるのか、その答えを求めて是非足を運んでみてほしい。
★店舗基本情報★
店舗名:旬味ひげ
住所:大阪府大阪市北区南扇町2-2 1F
電話:06-6314-0325
営業時間:17:00~22:30 (土曜のみラストオーダー21:30)
定休日:日曜・祝日