今回は創業200年!福岡市東区、曲げ物で有名な
柴田徳商店さんへお話を伺いに来ました。
心地よい木の香りが漂い、とても居心地のよい落ち着いた雰囲気の店内。
歴史ある職人が作る上質のお弁当箱は必見!
筥崎宮近くの馬出で約200年、福岡県の伝統産業指定である「博多曲物」を伝えてこられたそうですが、
はい、昔は神社やお寺の柄杓(ひしゃく)などを作っていましたが、現代ではお弁当箱やおひつ・茶道具など一般の人にも使っていただけるようなモノを制作しています。
他にも現代の人でも使いやすいスマホスタンドやお手軽なコースターなども作っておられるんです。
特にどんな木材を使っているのですか?
お弁当箱やおひつは杉をメインに使っています。抗菌効果や臭いを少なくする効果があるんです。木は水分を吸ってくれるので、時間が経っても御飯が美味しく食べられますよ
杉の無節柾目板を熟成形した「飯びつ」は日常の食卓がより豊かに
柴田徳商店さんの飯びつの特徴は?
・軽く持ち運びが容易
・乾燥するほど耐久性が増す
・横目成形のため、内部の洗浄は簡単
・強力耐水接着剤で固定し、桜皮の綴じで「かたち」を完成
金属釘などを一切使ってないのも匠ならではの手仕事ですね。
子供の七五三・100日のお食い初めに使う『ポッポーお膳』もオススメです。
お重やおひつには縁起の良い松竹梅に鶴、亀の絵柄が書かれていますが、
この絵付けもオーナーの柴田さんが一つ一つ書いておられるそうです。
丁寧なお仕事ですが、お手頃な価格帯のモノが多い印象ですね。
はい、一般の方にも手に取りやすい価格にしています。高いと使わなくなっちゃいますからね。
利益だけではなく、お客様に寄り添っておられるのですね。
お客様から「使ってよかった!」と言う言葉をもらえる、それがこの仕事のやりがいですね。
利用者からの言葉がこの伝統の原動力になっているようです。
休日はラーメンの食べ歩きなどをされているとの事ですが、今後は職人さんを養成していき、伝統を繋げていきたいとの事です。
では最後に読者の方に一言!
良いモノを皆さんに知っていただきたいので、福岡にお越しの際は是非気軽にお店に立ち寄ってみて下さいね。
今回は福岡市東区にある『柴田徳商店』さんにお話を伺いました。今回取材して、改めて古き良きモノの良さを感じました。
お店のHPにもたくさんの商品が掲載されてますので、是非ご覧くださいね。
店舗詳細
【店舗名】柴田徳商店
【所在地】〒812-0054 福岡市東区馬出2-22-22
【TEL】092-651-0470
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】日曜日