地域の編集部が、地域の女性とお店に寄り添って、地域の幸せを実現するための、新しいコミュニティー

もなか珈琲

今回は独特な世界観の存在するお店

もなか珈琲 さん

に取材に行ってきました!

もなか珈琲ってこんなお店

中崎のカフェ「もなか珈琲」

以前でいうと中崎は今ほどブレイクした街でもなく、カフェも既にいくつかあったのですが・・・オーナーさんの「ここで続けていけそうかな、なんかいけそう、売れそうかな」と直感で感じてこの場所でオープンされて今に至ります。

店名の由来は、オーナーさんのお名前「下中(しもなか)」さんから。下中さんいわく、店名に意味を付けると名前に縛られてしまい、やることに制限が掛かってしまうので、あえて意味のこもっていない名前になされたそうです。

今となっては、珈琲も付けなくて良かったかも…(笑)明日は、珈琲でなくても…それ位の気軽な方が良かったな。

とまでおっしゃっていました。店名通りにやらないと、とはなりたくないとのことでした!

開店のきっかけ

もともと「表現をする場」として、もなか珈琲を始めたというオーナーさん。

以前は、自分のことを気軽に発信・表現する、今でいうSNSのような場所がなかった時期。

学生時代から写真をとってて、コンテストにも出していたオーナーさんが思いついたのが「カフェをすれば飾ったりして表現できるのではないか」ということだったそうです。

 

とは言いつつ、オープン前準備の段階から食べ物を作る事・出すことが楽しくなり、今では全く写真はやっていないし、お店にギャラリー的な要因は無いとのことですが・・・

オープン当初はシンプルに喫茶店、そこに途中からプラスして焙煎を始め、今に至るそうです!

哲学的な、もなか珈琲のコンセプト

そんなもなか珈琲のコンセプトを聞いてみたのですが・・・

その時の自分の感覚にあわせ、あえてコンセプトをかかげず、流動的にやってきました。

「絶対にこうしよう」「これを作りたい」ではなく「こういう事をして人の心に変化を起こしたい」という方が大きいとのこと。

人に対する気持ちの方が大きいのですね!

 

なので珈琲は、そうする為の道具・ツール。珈琲をとおしてお客様の気持ちに何か動きがあれば嬉しいそうです。

ものづくりのコンセプトとしては・・・

「記憶に残らないものを創りたい」。

思った通りの味で当たり前すぎて衝撃を与えない。個性を付けてインパクトを与えることは出来るけれど、それより「真ん中過ぎて、当たり前すぎて響かない、覚えていない」を作りたいそうです。

言われてみればそっちのほうが難しい気もしますね・・・

 

続いて、他店と比較してもなか珈琲はここが違う!という点もうかがってみたのですが・・・

特別何かしなくても、ここに立っているだけで、人が違うから違うんだろうと思うんです。

と答えるオーナーさん。

“同じようにやろうと思っても違うものになってしまう、これが個性でしょ”と言うのがベースにあるそうです。

一つ「狙ってやろうとすること」を言うとすれば、他店がやらなくなった、ど真ん中の物を作れば目立つかなと思っているとのこと。

できるだけ肉付けされた個性をそいで、特別な事をやるのではなく、教科書通りのことをきちんとやることで伝える。出来た物に対して自分が乗っかっていない方が良いです。

わかりやすく目立つことが個性!とは考えていらっしゃらないんですね。

さりげないこだわり…お店の中の様子

内装は業者さんにほぼおまかせとおっしゃりつつ、ご自身が選ぶ物は「日本の古いものを」というところを意識されているそう。

表立ってアピールしているわけではないながら

ルールとして、すべて日本製のものをつかっています。

とおっしゃっていました!

 

食器も古い物を使用していおり、これをきっかけに骨董品や古い物を集める様になったお客様もいらっしゃるようです。

 

今回取材しながらも「とても心地いい空間・面白いオーナーとのコミュニケーション・美味しいコーヒー」で楽しめるお店だと感じましたよ!

哲学を感じる…!もなか珈琲のオーナーさんはこんな方

珈琲というツールを通じて、わたしたちの生活が広がっていったらいい、という独特な世界観をもつ、オーナーの下中さん。

お客様に提供されてる珈琲やケーキのクオリティは高く、哲学を感じました。

一方で、このお仕事のやりがいをうかがうと、

ぜんぜん珈琲飲めない人が飲めたり、思ってたより面白いみたいな感じに、その人の世界が広がったら楽しいです。

だそう。その場での美味しさに対する感動というより、「思ったより面白いな」と思って他の店にも興味を持ったり、その人の生活がちょっと変わったりしたら嬉しいとおっしゃっています!

また、自分の仕事スタイルを見て、同じ様にお店をやりたいと言う次世代が現れてきたら、嬉しいしやって良かったと思いますとのこと。

今後の夢としても「次の世代の方を育てること」だそうですよ。

焙煎やコーヒーの仕事をやりたい人達には、重要な事を最短距離で教えてあげたい。

それによって余った時間を、お金のこと、必要なさそうな無駄な事に使って欲しいです。

お店をやっていくには無駄な事が重要だとおっしゃるオーナーさん。

もなか珈琲のような味のあるお店作りの「キモ」はそこなのかもしれませんね。

もなか珈琲のおすすめメニューは…ない?

そんな「もなか珈琲」のおすすめメニューを聞いてみたのですが・・・

おすすめを良く聞かれるけど…特にない(笑)、というか、その人がよくわからないうちはすすめられないんです。

逆に、何回かコミュニケーションをとっていると、その人にあった物をすすめられるんです、とのこと。

「このメニューを」と言うより、その人にあった物を提供したい、とおっしゃっていました!

もなか珈琲の店舗情報

最後にオーナーさんから読者の皆様へ一言いただきました!

いろんな店でコーヒー飲んだらけっこうおもしろいですよ。ドアが開いて、1つでも面白い事が生活の中に増えたと思って貰えたら嬉しいし、ありがたいです。「良く分からないから、これで良い」と思わず、少し踏み込んだら「思っているよりコーヒーが面白い」ですよ。新たな発見があって、その人が前向きに、毎日が加速してもらえたら。

行ってみたらコーヒーを通して新たな発見があるかもしれませんね!

ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

 

お店の情報は以下の通りです↓

★電話番号:06-6374-0664

★住所:大阪府大阪市北区中崎3丁目3−13

★アクセス:大阪メトロ 谷町線 中崎町駅

★営業時間:12:00~17:30(17:00オーダーストップ)

★定休日:不定休

★WEB:もなか珈琲【公式】